日本蜜蜂は昔から日本に住んでいる蜜蜂で、一般に養蜂家が飼育している西洋蜜蜂と比べ、飼育が難しく蜜があまり取れないため、養蜂には不向きです。
野生種のため、巣箱や飼い主が気に入らないと、すぐに逃亡してしまい、秋のスズメバチ襲撃、冬の熊襲撃と、敵も多く飼育には目が離せません。
西洋蜜蜂との違いは、群蜂数、集蜜量、性格です。
群蜂数 西洋蜜蜂が1群3万匹~4万匹に対し、日本蜜蜂は数千~2万匹以下程度。
集蜜量 西洋蜜蜂が1年の内何度でも集蜜出来るのに対し、日本蜜蜂は1年に1度のみ。
性格 西洋蜜蜂の性格は攻撃的ですが、日本蜜蜂はおとなしいです。
また、決定的な違いは野生の日本蜜蜂は養蜂を主とする西洋蜜蜂に比べ、病気やダニなどの心配が無いため、薬や人的な管理を必要としません。
幻と言われる所以は国産のハチミツの中でも日本蜜蜂はハチミツ全体のたった10%にも満たないほどしかない事ですが、一番は栄養度の高さから古来より「不老長寿の妙薬」と言われてた事です。
これは1年かけてじっくり採蜜するため採蜜してすぐに79度以上の十分な糖度がある事です。
本来西洋蜜蜂は採蜜期間が短いため、糖度が低くなります(ハチミツが発酵しないために必要な糖度は80度以上)。そこで糖度を上げるために加熱処理を行いますが、この加熱処理の工程が重要な栄養素を全て壊してしまいます。
日本蜜蜂の場合、生の状態で糖度を80度近くまで保有しているため加熱させる必要がありません。
その後じっくり蔦川式により糖度を80度以上にしていきます。
これにより生の状態と同様で、栄養素を壊さず幻と言われる日本蜜蜂のハチミツができあがります。
蜜蜂の飼育は重箱式の巣箱を使用し、採蜜は上部の貯蜜部のみを切り離し、さらし布でこして垂れ蜜として採蜜します。
さらに特殊除湿箱で40度以下で除湿し、糖度80度までにし、15度以上の保管室で保管いたします。
日本蜜蜂にこだわり、自然と共存した古来よりの養蜂により、安心と安全、不老不死の妙薬にふさわしいハチミツを作り上げ、皆様にご提供いたします。
重要な栄養素を壊さないよう、加熱処理、花粉除去などを一切行いません。
これにより無添加で抗生物質を一切使用しない酵素が生きている自然のハチミツを作り上げます。
広島は中国山地を有する自然豊かな場所です。蔦川蘭蜂園のハチミツは主な採蜜場所が山の花となります。
これは所謂「広島の花の味」と言うことです。
皆様に安芸産のハチミツを食していただきたく、産地にはこだわっています。