幻の日本ミツバチ蜂蜜
日本ミツバチとは
日本ミツバチは昔から日本に住んでいるミツバチで、一般に養蜂家が飼育している西洋ミツバチと比べ、飼育が難しく蜜があまり取れないため、養蜂には不向きです。
野生種のため、巣箱や環境が気に入らないと、すぐに逃去してしまうため、多くの群を飼育するのは大変難しいです。
秋のスズメバチの襲撃に加え、最近は山間地の熊の襲撃による被害が多く、益々飼育環境が厳しくなっています。
西洋ミツバチとの違い
採蜜量 西洋ミツバチが1年の内何度でも採蜜出来るのに対し、日本ミツバチは1年に1度のみで、1群からの生産量は10~20%程度と少ないのです。
性格 西洋ミツバチの性格は非常に攻撃的ですが、日本ミツバチは神経質で臆病な性格でめったに人を刺しません。
耐病性 西洋ミツバチはアメリカフソ病、チョーク病、ヘギイタダニに感染しますが、日本ミツバチは耐性を持っており感染しないので、防除剤等の薬は使いません。
幻と言われる日本ミツバチ
国内で流通している蜂蜜の93%は外国産(その内80%は中国産)で残り7%が国産です。国産は西洋ミツバチがほとんどで日本ミツバチの蜂蜜はわずか1%で全流通量の0.1%と希少で栄養豊富な美味しい蜂蜜です。
蜂蜜は糖度78%以下(水分22%以上)では発酵します。
外国産や西洋ミツバチの多くは、水分を飛ばし糖度を上げるために加熱処理します。加熱により酵素、ビタミン、ミネラル等の貴重な栄養素を全て破壊してしまいます。
蔦川式採蜜では除湿機で水分を飛ばす方法で加熱する事なく糖度80度以上に調整します。
蔦川式採蜜の特徴
(1)ミツバチに飼育は重箱式の巣箱を使用し、採蜜は上部の貯蜜部のみを切り離し、さらし布でこして垂れ蜜として採蜜します。
(2)除湿機で40℃以下で除湿し、糖度を80度以上にします。
当園のこだわり
和蜜 日本ミツバチの蜂蜜だけをご提供
日本ミツバチにこだわり、自然と共存した古来よりの養蜂により、不老長寿の妙薬にふさわしい蜂蜜を提供いたします。
無添加、非加熱 天然の味をそのままに
採蜜した蜂蜜は重要な栄養素を壊さないように、独自の方法で加熱しないで糖度を調整し、そのままビン詰めする純粋蜂蜜です。
安芸産 広島県産だけにこだわった採蜜
広島は中国山地を有する自然豊かな場所です。蔦川蘭蜂園のミツバチ
飼育場所は中国山地で、樹木の花からの蜜が多く集められます。
これは所謂「広島の花の味」と言うことです。
蔦川式採蜜方法
(1)ミツバチの飼育は重箱式の巣箱を使用し、採蜜は上部の貯蜜部のみを切り取り、容器の上に置いたザルに蜜巣板を入れ、包丁で細かく切り、2日以上自然に垂らして蜜を分離します。
分離した蜜をさらし布で2回以上漉してきれいな蜜とします。
(2)春又は初秋の採蜜では、糖度が75~79度(水分25~21%)の事が多くこのままでは少しずつ発酵して酸味が強い蜜になります。
当園では蜜を浅い容器に入れ、乾燥室内で除湿機で2~4日間水分を飛ばし、加熱する事なく糖度80度以上に調整いたします。